2026.04.03
大隈俊明先生らが執筆したケースレポートがJournal of Diabetes Investigationに掲載されました!
永続性新生児糖尿病(PNDM)では、インスリン分泌促進薬であるスルホニル尿素薬(SU薬)によりインスリン離脱が可能となることがありますが、インクレチン関連薬の長期的な有効性については十分な報告がありません。今回、KCNJ11関連PNDMの女性において、これまでに報告された中で最長となる5年以上のインクレチン関連薬による治療経過の中で、シタグリプチン導入によりインスリン離脱が可能となり、その後は低用量セマグルチド下でHbA1c 6.1–6.5%を維持し、グリベンクラミドを約60%減量できた症例を報告しました。KATP依存性の惹起経路を介するSU薬と、KATP非依存性の増幅経路を介するインクレチン関連薬の併用が、PNDMにおける長期的な血糖管理の選択肢となる可能性を示唆する症例と考えています。
Five-year follow-up of incretin-based therapy in a patient with KCNJ11-related permanent neonatal diabetes: Achieving insulin discontinuation and sulfonylurea reduction
Journal: https://doi.org/10.1111/jdi.70300
PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41914136/



