2017.08.09
【論文紹介】生活習慣スコアと血糖コントロールの関連 Fukuoka Diabetes Registry
第二内科糖尿病研究室と関連施設で行っている前向きゲノムコホート研究、福岡県糖尿病患者データベース研究(FDR)から新たな論文がDiabetology International誌に掲載されました。当研究室の大隈俊明先生(ジョージ国際保健研究所留学中)が報告しています。
FDRの日本人2型糖尿病患者を対象に生活習慣スコアの有用性を検討した論文です。
FDRではこれまで早食い、食物繊維摂取、喫煙、睡眠時間が有意にHbA1cと関連することを報告してきました。これらの因子に肥満を加えた5因子により作成した生活習慣スコアが有意にHbA1cの悪化に関連し、インスリン分泌能に影響されている可能性が本研究により示唆されました。
論文へのリンク Diabetology international
Joint impact of modifiable lifestyle behaviors on glycemic control and insulin resistance in patients with type 2 diabetes: the Fukuoka Diabetes Registry
Toshiaki Ohkuma, Masanori Iwase, Hiroki Fujii, Hitoshi Ide, Shinako Kaizu, Tamaki Jodai, Yohei Kikuchi, Yasuhiro Idewaki, Akiko Sumi, Udai Nakamura, Takanari Kitazono
Diabetology International, August 2017, Volume 8, Issue 3, pp 296–305
